その日東が、1982年 、前年の9月に RR から FF へとフルモデルチェンジした KF型 FFレックス コンビ をモデル化している。 |
モーターライズ・キットといえば、普通、後車軸のギヤを、モーターに付いたピニオン・ギヤで駆動させるのが一般的である。 |
さらに、実際に後端がポップアップ可能なサンルーフや室内トリム、インストルメントパネル、折りたたみ可能なリヤシート (!)、開閉可能なテールゲートまで再現するこだわりようは、もう驚きを通り越して、ただただ呆れるばかりで、そこまで精密なモデルでありながら、部品の 「合い」 の正確さもすばらしく、決して「初心者向け」とはいわないが、注意深く組めばそれなりのフィニッシュに辿り着ける点も、日東らしくて好きだ。 |
そんな訳だから、シャシーにも手抜きがある訳がない。 |
室内のディテールに目を凝らせば、当時の KF/KM型 レックス のオプションカタログ で用意されていた、マルチボックス&補助コンソール が整形されていることに気づく。 |
パッケージも、この時代の雰囲気を伝えるもので、ショーナン ? ハラジュク ? まあ、ド田舎に永年住まう私には、ついぞ縁のないシチュエーションだが、元ネタはこちら。 |
ところで、このモデルには 「GAL人形」 なる、女性のフィギュアが 2体 付属している。 |
ところで、このキットには、画像のようなデカールが付属している。 |
そこで、当時のオプショナルパーツカタログ を見てみても、どこにもこの2種類のステッカーの設定はないのだが、よく見てみると、これはちゃんと使い道があって、やはりオプショナルパーツで用意されていた、右の画像の 「マルチラック」 なる、現在でいうところの 「ルーフボックス」 に貼付されていたステッカーなのだ。 |